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  掲示板終了
  投稿者:boundhead ...2005/08/28(Sun) 16:18
このページのトップにも表示中ですが、もうじきこのboundhead1掲示板は終了い
たします。今後はboundhead2のみで運営していきたいと思っております。
http://boundhead.hp.infoseek.co.jp/BOUNDHEAD7.html


まあほとんど開店休業状態ではありますが。みなさまよろしくお願いいたしま
す。
 
     
  みやざき逸品市場です。
  投稿者:薫風@みやざき逸品市場事務局<HOME> ...2005/08/09(Tue) 10:02
こんにちは!突然の書き込み、失礼いたします。
 みやざきのサーチエンジン「エム・サーチネット」にご登録いただきありがとうご
ざいました。
 このたび当社では、宮崎の名産品・特産品をご案内・販売するインターネットシ
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  奇妙な留守番電話
  投稿者:boundhead<HOME> ...2005/06/29(Wed) 00:51
ほんのときどき自宅に帰ると奇妙な留守電が入っていることがある。みなさんに
もそんな経験はないだろうか。今回もまたそうだった。今まではそれをうまくPC
用に録音加工することができなかったので、全部消去してきたが、今回はうまく
録音できたので、皆さんにご紹介したい。以下のURLに飛ぶとその解釈に苦し
む不思議な留守電の声と音を聞くことができます。興味のあるかたはどうぞ。

http://boundhead.hp.infoseek.co.jp/page017.html
 
     
  boundhead ...2005/07/04(Mon) 17:07  
  Re: 奇妙な留守番電話
後日談である。その留守電を聞いた翌日の午前7時ごろに電話がなりました。
「はい、○○です」
「…さんはいますか」と若い女性の弱々しい声。けれども、「…さん」の「…」の部
分を彼女が実際に発音したようにはどうしても思えません。いきなり「さんはいま
すか」としか聞こえなかったんです。
「は、あのう、うちは○○ですが、お電話お間違いじゃないですか」と言うと、
「はい、すみません」とまた弱々しいかぼそい声でいって、しばらく相手は電話を
切らずに黙っている。そしてガチャリと電話を切りました。奇妙な人だなと思いつ
つ私も電話を切りました。

不思議でないといえば不思議ではないですが、私には「トリビアル怪異」に感じた
次第であります。
 
     
  boundhaead ...2005/07/04(Mon) 17:14  
  Re: 奇妙な留守番電話
ちなみに留守電はヘッドフォンで聴いてください。でないとしっかりと「音と声の全
体像」がつかめません。

p.s.私が「抹茶」名義で地元のサイトに投稿した怪談がここにアップされていま
す。よろしかったら、あわせてどうぞ。
 
     
  パイパー
  投稿者: boundhead<HOME>...2005/03/11(Fri) 23:32
80年代前半に、パイパーという名の日本のバンドがいたことを知っている人はと
ても少ない。けれども、パイパーはほんとに実力のあるすばらしいバンドだった。
パイパーのギタリスト兼ボーカリストの山本圭右は当時、山下達郎から日本で5
本の指に入るすばらしいギタリストだと絶賛された経歴を持つ。

アルバム『サマー・ブリーズ』のA面1曲目「シャイン・オン」はインスト曲の名曲で
ある。コーラスは、あの村田和人が手伝っている。

私はいままでずっとパイパーのアルバム(LP)を探し続けてきたのだが、最近や
っと『ジェントル・ブリーズ』を手に入れることができた。かなり手に入りにくいLPを
手に入れられて、うれしさ100万倍である。私が持っていたのは、大学生時代の
80年代前半の頃にレイコウ堂で借りたLPをカセットにダビングしたものと、同じ時
期にサウンド・オブ・ポップスというNHKFMでエアチェックしたカセットのみだった
からである(こっちは最近CD-R化しました)。

『サマー・ブリーズ』『サンシャイン・キッズ』『ジェントル・ブリーズ』などなど、是非
CD化して欲しいし、また最近利用するようになったダウンロード・サイトにも登録
してほしいアルバム群である。村田和人と山本圭右のつながりは深く、いまでも
一緒に活動することがあるようである。

まだ手に入れられない前記2枚については、引き続き探し続ける予定である。
(関連記事へ)

写真は『ジェントル・ブリーズ』


 
     
  boundhead ...2005/03/11(Fri) 23:34  
  村田和人
実は、私、村田和人の大ファンで、この人についてはまたいずれ紹介記事を書き
たいと思ってます。
 
     
  boundhead ...2005/03/12(Sat) 22:13  
  パイパーのLP
>『サマー・ブリーズ』『サンシャイン・キッズ』『ジェントル・ブリーズ』

パイパーには他に『アイム・ノット・イン・ラブ』というような10CCのヒット曲を思い出
させるようなアルバムもあるようである。以下ディスコグラフィーのURL。

http://home8.highway.ne.jp/takao/piper.html
 
     
  boundhead ...2005/03/17(Thu) 01:59  
  パイパー
ちなみに「私のプッシュしているパイパー」は以下の「白人ロック・バンドのパイパ
ー」とは関係ありません。混乱した人もいるかもしれないので、念のためっす。

 
     
  斉藤哲夫
  投稿者: boundhead<HOME>...2005/03/05(Sat) 00:14
最近、パソコンへのダウンロード式の楽曲購入を始めました。アマチュアの音楽
配信サイトは基本的にダウンロード無料ですが、いわゆるプロの楽曲で----し
かも私の場合は、70年代、80年代の楽曲探しが中心ですが----アマゾンでも
購入できないCD等もたくさんあって、それが、なんとダウンロードサイトなら1曲
158円〜315円くらいで手に入れられることを発見し、すでに何曲か試しました。

斉藤哲夫の「グッドタイム・ミュージック」も販売CDでは「現在」手に入れられない
名曲のひとつでした。それを昨夜あるサイトで「発見」し、ダウンロード式で手に
入れたというわけです。

1曲単位での購入ができるのが、実に便利です。皆さんも「もう一度聴きたいあ
の曲」があったら、ダウンロード式を利用してみてはいかがでしょうか。

いろんなサイトがあるようですが、私は「モーラ」というサイトを利用させてもらい
ました。

http://mora.jp/index.html
 
     
  boundhead ...2005/03/05(Sat) 00:24  
  ケンとメリー
バズの『ケンとメリー 愛と風のように』はLPを持っているのでアナログ式では聴け
るんですが、どこのダウンロード・サイトにもいまだ登録されている様子がありま
せん。しかもバズのオリジナル・バージョンは登録がなく、他ミュージシャンのカバ
ーならダウンロードできるというのは、まったくけしからん話です。(仕方がないの
で、アマゾンでオムニバス式の中古CD注文しちゃいました。)

業者さん、はやくダウンロード・サイトに本家バズモノをアップロードしてください。
 
     
  boundhead ...2005/03/05(Sat) 17:56  
  good time music
「グッドタイム・ミュージック」、リリースは74年(私が中2のときであった)。この曲の
冒頭部のコーラスは、なんか同時期のシュガーベイブのコーラスのニュアンスも
あるよなー、と感じていたところ、昨夜、まったく偶然に、この曲に山下達郎がコー
ラスで参加しているという事実を知った。だから「なーんだ、だからかあ」と改めて
思った次第である。

以下その情報取得サイト、山下達郎を扱った個人サイトです。
http://www.yutopia.or.jp/~oouchi/ty/04recording/index.html
 
     
  無題
  投稿者:boundhead<HOME> ...2005/02/27(Sun) 01:07
プレイヤーズ王国に公開しているシュガーベイブ・バージョンの「DOWN
TOWN」、ときどきまとまって試聴ヒット数が上がるので、いったい誰が聴いてく
れてるんだろうと不思議に思ってます。

山下達郎さんは日曜日に『サンデー・ソングブック』というFMラジオ番組を持って
ますが、昔(いつだったのか分かりませんが)シュガーベイブの仙台ライブ('76年
モノ)を4曲オンエアーしたことがあります。私はそのエアチェック・テープをずっと
持っていたんです。ラジオでは「本邦初公開」などと言っていました。「WINDY
LADY」「DOWN TOWN」「愛はまぼろし」「今日はなんだか」の4曲です。

最近、このカセット・テープをCD-R化しました。もしシュガーベイブ・ファンでこの
音源をラジオ・オンエアー当時、聞き逃してしまい、改めて今シュガーベイブの
「DOWN TOWN」ライブ・バージョンを聴きたい人がいたら、メールください。相談
にのっちゃいますので。
 
     
  boundhead ...2005/02/27(Sun) 01:12  
  大貫妙子ライブ
84年にNHKFMでオンエアされた大貫妙子の「生演奏モノ」も持ってます。シュガ
ーベイブ解散から約10年後の大貫妙子の「生声」が入ってます。「山下くんは解
散から10年は長くもあり、短くもあり、と言ってましたが、うんぬん」と大貫妙子が
語っています。(今や「解散」から30年ですよ)。

こちらも聴きたい人がいたらメールください。
 
     
  boundhead ...2005/03/03(Thu) 23:26  
  DOWN TOWN
ホンダの車、FITの宣伝で「DOWN TOWN」が「今でも」流れてるんですね。以前
(去年かな)「女性声」のバージョンをちらと聴いたことがりましたけど、ヒット数がま
とまって上がるのは、現在今度は「男声」で「DOWN TOWN」がカバーされている
からなんですね。納得しました。
 
     
  コッキーポップ
  投稿者: boundhead<HOME>...2005/02/15(Tue) 02:33
中学高校時代は『コッキーポップというAMの深夜ラジオ放送を聞いていた。

最近、地元のホームセンターに行ったら、中古ビデオやCDの特設売り場(こちら
は中古ではない)ができていた。つらつら眺めていたら、『ヤマハ青春Jポップス』
シリーズの第1集と第2集を1個ずつ見つけた。

浜田良美の「いつの間にか君は」

とか
高木麻早の「思い出が多すぎて」や「コーラが少し」

が入っていた。コッキーポップものはアマゾンを検索すれば、すでにいくつか出て
いるけれども、選曲の関係で、つまり自分がもう一度聴きたいと思う曲が少なか
った関係で、購入することは控えていた。ところが今回はなかなか自分の好み
の選曲集だったので、即買いしてしまった。

残念だったのは、柴田まゆみの名曲「白いページの中に」が入っておらず、かわ
りにあみんのカバー・バージョンになっていた。実に残念だった。それでアマゾン
で柴田まゆみを検索してみると、本人歌唱のオリジナル・バージョンの入ったア
ルバムを手に入れられることがわかったので、これも即注文してしまった。

最初に紹介したCDをアマゾンで検索したら、出てこなかった。けれども、このサイ
トで購入できるようである。コッキーポップの「あの曲やこの曲」を思い出し、まと
めて聴きたいと思ったかたは、以下のURLへ行ってみよう。

http://www.rakuten.co.jp/ctclub/441163/576686/

 
     
  boundhead<HOME> ...2005/02/16(Wed) 01:37  
  Re: コッキーポップ
実は「コッキーポップものCD」はすでに1枚所有していた。これも紹介したBMGフ
ァンハウスが出していたCDで、全国のホームセンター等では普通に目にすること
のできるCDであった。『ヤマハ ポプコン (1)』というCDで、収録曲は以下の7曲
だった。

1完全無欠のロックンローラー(アラジン)
2大都会(クリスタルキング)
3愛はかげろう(雅夢)
4夕暮れ時はさびしそう(N.S.P.)
5夢想花(円広志)
6君は風(佐々木幸男)
7サヨナラ模様(伊藤敏博)

私のお目当ては、佐々木幸男の「君は風」であった。佐々木幸男の場合は、ベス
ト・アルバム(LP)を一枚持っているのだが、CDに「君は風」(これは名曲です)
が入っていたので、つい買ってしまったのである。N.S.PはLPをいっぱい持ってい
る。今度、クリスタルキングと伊藤敏博のLPをゲットしようかと思っているところで
ある。


 
     
  あれ、もう2月?
  投稿者: boundhead<HOME>...2005/02/08(Tue) 23:17
みなさま、ご無沙汰しております。

2004年度をこのあいだ振り返ったと思ったら、もう2月になっていました。

やっぱり「趣味はひとつ」にしぼらないとダメですね。仕事もせかせか、趣味もせ
かせかでは結局なにひとつものになりません。(身をもって知りました。)

ここ最近聴いてるLPはグレン・フライの『ノー・ファン・アラウド』です。もろイーグル
ス調のソロ・アルバムでこのままイーグルスとして出しても誰も変だとは思わな
いくらいです。

イーグルスのメンバーのソロアルバムは実はあまり聴いたことがなかったんです
が、このアルバムは気に入ってます。あとはジョー・ウォルシュの『愛すべきなら
ず者』、これはいいっす(このA面1曲目が実にいいんだなあ)。
 
     
  2004年を振り返って
  投稿者:boundhead<HOME> ...2004/12/31(Fri) 16:25
CDの売り上げが激減しているという記事を以前書きました。50年代に世界に登
場したロックンロールがジャズの世紀を終焉させ、その後70年代にポピュラーミ
ュージックは、ロック系でもポップス系でもブラックミュージック系でも大輪の花を
咲かせて、にもかかわらず、その時代をピークとしてその衝撃力を80年代、90年
代と漸次弱めながら、21世紀初頭の現在、青息吐息状態に陥っております。

そして若い人々によって「新曲」として提示される楽曲は基本的に70年代80年
代に基礎が築かれた「ポピュラー音楽作法」をもはや超えられない地点にまでき
てしまったゆえに、「モード的」に言って、「新しい」のか「古い」のか「判別できな
い作品群」になってしまいました(そしてそれは必ずしも若い人々、若い音楽家た
ちの「怠慢のせい」とはいえないのです。)。ラップは「(主旋律)メロディーと和声」
という音楽の「大基礎」を破壊し、音楽のハーモニー感覚を「漂白してしまう」とい
う振る舞いに出ました。しばらくは威勢を誇れるにしても、「この地点」からいった
い「どこ」へ発展できるでしょうか。

2004年に出た新曲を聴き、次に20年前に発売された誰か他のミュージシャンの
CDを聴いても、今の30代40代が70年代中高校生だった頃に、たとえばアメリカ
の50年代のオールディーズを聴いたときの「強烈な時代感覚の落差」を、「現代
のわれわれ」は感じることがますます少なくなっています。

そういうわけで、歳をとったかつて70年代80年代に若者だった人々は「過去の名
曲の掘り起こし行為」に向かうようです。ネットの中古LPCDサイトは、そのよう
な、「今の曲」を聴くくらいなら、若いころLPを買えずに聴き逃していた誰かれの
アルバムや、なくしてしまった、かつて何度も聴いていたアルバムの再購入をし
たいと思う人々のお陰でで繁盛しているようです。

「よい曲」を「聴きたい」し、また「作りたい」、これは昔から変わらない音楽家たち
の願いです。

リスナーの立場では----その場合、私はよそではlexxという名義を使ってコメン
トしていますが----2004年には、いくつかのすばらしい音楽家たちをネット上で
発見することができました。「可能性を狭められたこの世界」ではありますが、来
年も「ショックを味わわせてくれる楽曲」に出会いたいというのが私の切なる希望
です。
 
     
  森田童子 マザー・スカイ
  投稿者: boundhead<HOME>...2004/12/15(Wed) 00:57
日曜日にまた行きつけの中古店に行き、LPを物色した。山田パンダのソロアル
バム『ラヴリィ・ハット・ショップ』と吉田拓郎の『古い船をいま動かせるのは古い
水夫じゃないだろう』と森田童子の『マザー・スカイ』を買って帰った(1枚300円)。

森田童子は『高校教師』というテレビドラマで「ぼくたちの失敗」という曲がテーマ
曲として使用されたらしいということは知っていたが、私は一度もそれらの番組を
(新旧2バージョンあるらしいが)見たことがなかったのである。

私にとって森田童子とは「今日(こんにち)」まで「さよならぼくのともだち」と「ぼく
たちの失敗」を歌っていた、ラジオを通してしか知らない70年代シンガーだった。
そしていままで私はその2曲以外の曲を聴いたことがなかったのである。高校時
代は『新譜ジャーナル』という音楽雑誌を読んでいたので、ページの合間合間に
挿入される広告ページに登場した森田童子の姿だけは強烈に印象に残ってい
る。

ジャケットから取り出されたLPは中袋もなく、紙ジャケの中にそのまま突っ込ま
れており、歌詞カードも入っていなかった。大いに汚れてはいたが、「森田童子っ
てほんとはどんな歌い手なんだろう」と軽い気持ちで、汚れたまんまのLPをプレ
イヤーに載せて、ネットを覗き込みながら 、何気なく聴き始めた。すると、ぶちぶ
ちいう音の間から、「とんでもない世界」が「形を明確にし始めた」のであった。
「こんな〈希有な心象世界〉を歌っていたなんて、いままでそれに気がつかずに
生きてきたなんて、オレはなんて迂闊だったんだろう」と思った。

このLPには「ぼくたちの失敗」も入っているが、約30年近くたって初めて聴く「そ
れ以外の楽曲群」が構築している世界は、四畳半フォークと後に形容された世
界とも「まったく異質の世界」だったのである。

あまりにびっくりしたので、ネット検索で森田童子のファンサイトやアマゾンのレビ
ューを読んでみた。

若いころ、森田童子を聴いていた人々が歳を取って、当時を追体験し当時を振り
返って「彼女の歌は暗かったが……」という表現をしているのにたくさん行き当た
ったが、「そのような言い回し」は「彼女の歌を解説する」のに、いまの時代の若
い人には必ずしも「意味のある符号」とは言えなくなっているのではないか。とい
うのも、70年代後半から80年代にかけて、つまりバブルの時代へ向けて、当時
の若い人々が人間をネアカ(根が明るい)とネクラ(根が暗い)という言葉で分類す
るのが流行った時代があったからである。日本のポピュラー音楽も「モードの変
遷」の流れのなかで「暗い」=マイナス・イメージというレッテルを貼られるように
なっていく。そしてフォークという言葉はメインストリームから去り、かわりにニュ
ーミュージックという言葉が用いられるようになっていく(いまやそれもJ-POPとい
う言葉にとって変わられてしまった)。

そういう「若者たちの自我の振り回し」が一巡して、自分の位置づけを「そのよう
な言葉」で「自己確認する風潮にない今の時代の若者たち」にとっては、やはり
この人の持つ独特の世界に接して、素直に驚かずにはいられないのではないか
と思う。

アルバム中の「伝書鳩」や「逆光線」という歌にはなにか自殺(飛び下り自殺、リ
ストカット)、あるいは自殺をにおわせるような世界が登場する。

私は映画『着信アリ』の脚本家は実は森田童子のこの『マザー・スカイ』から、つ
まり「青い空」と「死」のイメージから、着想の一部を借りてきたんではないかとさ
え思った(『着信アリ』のラストシーンを思い出されたい)。

その抽象性を帯びた歌詞世界は独特で、語りを入れる点など、初期の井上陽水
と似ている部分もあるが、「歌詞の、聴き手の魂への遡及力」は森田童子の方
が圧倒的である。

私は「今彼女にこうして出会えてよかった」と思ったのである。もし高校生のこ
ろ、LPを聴いていたら、また違った「聴き方」をしていたかもしれないと思うからで
ある(でも、やはりきっとハマッたに違いない)。

私はLPをプレイヤーから一旦降ろすと、BBS2で紹介した方法で、盤面の洗浄を
丁寧に始めた。「なにかとんでもなくすごいモノ」を「偶然に手にしてしまった幸
福」を十分に味わいながら……。ほんとに汚れていた盤面だったが、いまではピ
カピカに輝いている。ぶちぶち音もほとんどしなくなった。そして昨日の夜から私
はずっと彼女の『マザー・スカイ』ばかり聴いているのである。

ネット情報によると彼女が歌を歌い始めたのは葉書で友人の死(時は学生運動
が鳴りをひそめていく時期である)を知った衝撃からだったという。森田童子の歌
は「その鎮魂歌である」というコメントも読んだ。

彼女は亡くなった友人からほんとにインスピレーションを貰っていたのかもしれな
い、と思う。「キミとボク」のインスピレーションを介しての交流である。森田童子
の歌には「ボクとキミしか出てこない」。森田童子は「ボクは」と歌うのである。そ
れは「男の魂の声」である。本当はボクがキミで、キミがボクである。そのように
語り手(歌い手)の口から実はまるで自分の声のようにして死者が語っているとい
うことはあり得ることである。

とにかく明確なひとつの心理世界、表象世界が存在することこそが「彼女の歌の
強さ」なのである。彼女の歌は誰にも似ていない。けっしてレビューに載っている
ような「学生運動の挫折体験」とか「負け組」とか「青春のはかなさ」とか「そうい
う世界」ではない「強烈な心象世界」、「聴き手を地上から浮上させてしまう不思
議な力」を持ったアーティストだったのだ、森田童子という歌手は……。

以下『マザー・スカイ』(ちなみに私が手に入れたのはポリドールから出た初回盤
であった。)

 
     
  バウンドヘッド ...2004/12/16(Thu) 23:46  
  森田童子 マザー・スカイ
森田童子の「はかない声」という評もよく聞く。その「はかなげな声質」ということで
いえば、私の知っている範囲で思いつく歌手は、大貫妙子ひとりである。

事実、私は『マザー・スカイ』を聴きながら、一瞬大貫妙子の声と錯覚しそうな一
瞬があった。「歌われている世界」は森田童子以外のなにものでもないにもかか
わらず。特に「ピラビタール」とか「ニューヨークからの手紙」を大貫妙子がカバーし
たら、どんなふうに聴こえるだろうかとも空想した。

声の質感からグループ分けするなら、森田童子と大貫妙子は同じ仲間である。