
過去ログ2005/04/30〜2007/01/02
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| 明けましておめでとうございます 投稿者:バウンドヘッド投稿日:2007/01/02(Tue) 22:51No.130 |
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とにかく自分は冬眠系ミュージシャンだとプレ王の自己紹介欄に書いているとはいえ、ほんと11月12月と、音楽というものを家でまったく聴かずに----マジです----過ごすということがございました(ただし例外はあって、通勤では車の中で1曲リピート・モードでハワイアンの「ナウオエ」ばかり聴いていましたが)。もちろん普通にテレビは見ますから、なにかのドラマとかCMの音楽は自然耳には入ってきてましたが、まあ、それはどちらかというと聞き流す感じで。とにかく理由はしかとは把握できませんが、去年の秋以降「なぜか音楽にウンザリしていた」ということであります。一種のウツなんでございましょうか。ほんとに精神が「のびきったパンツのゴムひも」状態で過ごしてまいりました。だらーんとした感じでございます。まあ、たしかに精神面で、生活不安というものもあったのでございますが(未解決)。
1月1日になって、なんとなく音楽を自宅のステレオで聴きたくなり、2007年、最初にターンテーブルに載ったのは、なんとLP、クリストファー・クロスの『アナザー・ページ』(なぜ?)。ロック、ポップスなどCDのストックはたくさんありますが、元旦、なぜかCDの音なんか聴きたくないと、心が申します。でどれにしようかとLPストックをあさり、取り出して聴いたのが安部恭弘の『FRAME OF MIND』(ご存じの方どれくらいいらっしゃるでしょうか)。
というわけで、元旦の午前中にこの2枚のLPを聴きました(音楽生活復活の兆しであればいいと思いますが)。それ以降は本日もLPをいろいろ取り出して聴いております(少し元気になったのでしょうか、2日にはひさびさエレドラもたたきました。やっぱ気持ちがいいです)。
ギャオのアニメばかり見ている40男でございます。最近のアニメは線描上に鮮やかに彩色された「動く浮世絵(錦絵)」のごとしでございます。「動くアート」のごとくであります。『RED GARDEN』『FLAG』とか色と動きばかり追っていても楽しいですよ。『天保異聞妖奇士』もお気に入り。39歳のおっさんが主人公で「職なし、家族なし、未来なし」というキャッチコピーがいたく気に入りました。「死してしかばね拾うものなし」なんてキャッチが大昔ありました。子どもの頃、弟がわけもなく、よくそれを口でマネていたのを思い出しました。時代劇の歌の歌詞とメロディー(長崎犯科帳のエンディング「坂道」)をはっきり覚えていたり、不思議なやつです。 |
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| 頭文字[イニシャル]D THE MOVIE 投稿者:バウンドヘッド投稿日:2006/12/04(Mon) 22:45No.125 |
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もはやすっかり「縮みモード」になってしまい、音楽系の活動率ゼロ・ポイント更新中のバウンドヘッドであります。かわりにギャオとかはよく見てます。私、あんまり車とかに関心がないもんで、こういう系統の映画・ドラマ・漫画などあることは知っていたんですが、見てませんでした。
それでギャオでやってたんで見てみたら、「ななな?」といきなり違和感です。「なんじゃこりゃー、中国人が日本で日本人を演じている映画やんけー」とびっくりしました。再生してみるまで、私、てっきり日本映画だと思っていたんです。
これは今までにない体験で、ぜひここで報告しておこうと思い、ひさびさ書き込む気になりました。昔イタリアが西部劇映画を量産していた時代があり、イタリア人の演じるアメリカ西部劇を、マカロニ・ウエスタンと呼んでましたが、この映画はそれにならって、なんと呼べばいいんでしょうか。「中華的日本」でしょうか。
とにかくこの「味わい」は不思議な感覚を呼び起こしました。まだ未鑑賞の方は、ぜひ、この機会にギャオで、「中華的日本映画」を味わってみてください。なかなかによく出来た映画です。 |
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| 「GyaO」をテレビで見る 投稿者:バウンドヘッド投稿日:2006/10/31(Tue) 12:19No.124 |
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ギャオは赤字だそうですね。ヤフー動画が実はページヒット数でギャオを抜いたというようなネット記事も見ました。
そもそもパソコンで動画を見る、というコンセプトではなく、パソコンを経由してテレビでネット放送を見る、というコンセプトで初めからやればよかったんですよ。みな家庭でテレビで映画なんかを見るとき、少し離れたところからくつろいだ格好をして(ときにはスナック菓子食べながら寝ころがったり、かたひじついたりして)見てます。ネット系放送をパソコンで見る場合、そういう「いままでのテレビ視聴スタイル」と少し異質な「体勢」をパソコンのモニター画面の前でいまなお維持しつつ、窮屈な思いで、パソコン画面を見ている人が大部分だと思います。そういう体の姿勢を維持しつつ、長時間の映画なりを見続けることはキツイ話ですよ。
だからネット系放送は、そもそも家庭用テレビ画面に映して見るものだということが常識にならなければ、ネット系放送は現在の電波系放送と競争していけません。だからギャオなんかは、もっともっと家庭用テレビでギャオを簡便に見る方法について宣伝すべきなんです。
最近以下のようなネット記事を見ました。
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「GyaO」をテレビで見るためのSTBを年内発売へ (J-CAST)
USENは、「GyaO」を家庭用テレビでも視聴可能になるセットトップボックス(STB)の年内発売を計画している。インターネット回線とSTBとテレビを接続することで、通常のテレビ感覚で視聴できる。価格は2万円前後を予定している。USENは「GyaO」を柱とする映像・コンテンツ事業の大幅な赤字が響き、06年8月期決算では経常利益がマイナス36億400万円になった。だが、「GyaO」の視聴登録者は1,000万を越えており、テレビでも見られるSTB投入でCM増収を目指す。 [ 2006年10月23日15時18分 ]
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でも私の場合すでにギャオは「常時」家庭用テレビで見てます。もちろんパソコンの画面では見えてしまうページの青いフレーム枠も、テレビ画面表示時にはその端っこに青いページフレームが出ないように調整して疑似全画面表示で見てます(なんで初めから全画面モードで見られるようなサービスにしないの、絶対おかしいよ、ギャオにしろヤフー動画にしろ)。最終的に落ち着いたのが、IO DATAが出しているTVC−D4です。これは手元のリモコンで画面の大きさを指定できるタイプのすぐれもので、オーバースキャン機能も搭載しているので、これをかけて見れば、普通のパソコン画面を単に変換した場合にはどうしても避けられない普通のブラウン管式テレビの両端のゆがみを気にせずに見ることができます。
何を買ったらよいか迷ったら、TVC−D4をおすすめします。これであなたもゆっくりとソファーなんぞに腰をおとして、ゆるゆるとした気持ちで、ギャオとかヤフー動画とか鑑賞してください。
参考までにアマゾンのページ出しておきます。まあ、探せばさらに値段を下げて売っている店もあるので、あれこれ探して手に入れてみるといいです。
TVC-D4 D4出力対応 TVコンバーター
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| ウィッチブレイド、ナイトヘッド 投稿者:バウンドヘッド投稿日:2006/10/22(Sun) 23:32No.122 |
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やっぱりギャオでアニメ見てます。10月は「幕末機関説いろはにほへと」とあわせてこの3本が、私のお気に入りです。
「ウイッチブレイド」は特にお気に入りですよ。でも5歳の娘が料理の達人という設定にはちと無理があるかと。まあ、超人の遺伝子を受け継いだ子どもなので、そういう特技をすでに5歳にして発揮できるのだ、ともし反論されたら、「うーむ」と一応納得するしかないですが。でもあのけなげな親子愛は泣きます。
「ナイトヘッド」の実写版は相当話題になったらしいですが、私には何の記憶もありません。ツタヤにはビデオがあるので、いずれ借りて見てみようと思ってます(DVD入れてくれないかなー実写版の)。 |
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NIGHT HEAD-THE DEAD ZONE バウンドヘッド-2006/10/30(Mon) 14:11No.123 |
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ということで、初めてのギャオ用アニメとして作られた『NIGHT HEAD』、最初の方を見逃していたので、後でまとめて再放送してくれたので助かりました。
先週末にオリジナルの実写バージョンも借りて見るようになりました。13年前の作品です。低予算のかなりチープな作りになってますが、モチーフやテーマは確かに当時斬新なものだったに違いありません。(『女優霊』で天井から落ちて死ぬことになる妹役をしたあの娘さんを見つけて喜びました。それに13年前の篠原涼子も出てるじゃないですか。)
で、急にそのナイト・ヘッドに興味を持ったら、アメリカの連続ドラマで似たようなモチーフをもったドラマが最近相次いで日本で公開されているのに気がつきました。ナイト・ヘッドの霧原兄弟のように兄弟が超常現象相手に活躍する『スーパー・ナチュラル』、そして弟の霧原直也のように人に触れると相手の人となりや未来過去が見えてしまう『デッド・ゾーン』。自分から見ると、ナイト・ヘッドのモチーフが二つに分かれて2種類のドラマになったような感じです。特に『デッド・ゾーン』というドラマのタイトルにもなっている「デッド・ゾーン」という言葉は使用されていない脳の部分を指し、これは「ナイト・ヘッド」というタイトルと同じ意味を持つ言葉であります。デッド・ゾーン=ナイト・ヘッドなわけですね。
この三つの作品の連想感がとてもおもしろいなあと感じられたわけでした。(もしかしてアメリカ人たち密かにナイト・ヘッドを参考にしてたりするのかも?)
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| つらつら思う 投稿者:バウンドヘッド投稿日:2006/10/22(Sun) 03:08No.121 |
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エロ教師の横行とイジメ自殺、なんだかいやになりますねえ。
昔友人にこう話したことがありますよ、「どうせ自殺するんなら、ひとりふたり自分をイジメたやつを道連れにして、死ねばいいじゃねーか。昔のイジメを忘れず高校卒業後の同窓会で、飲み物に毒物を入れるという復讐を決行して逮捕されたやつがいたろ。捲土重来臥薪嘗胆の忠臣蔵っぽくて、オレは、あっぱれ、オマエそれでなきゃいかん、と思ったね。なんで、死ぬなら死ぬ気で復讐してから死なねえんだ」と言ったら、友人「それができないから、死ぬんだよ。こいつには復讐される心配はないって思われているような生徒がイジメを受けるんだから」と言われて、「うーん、そういうものなのか」と思ったことがある。
「それこそ、特攻やればいいじゃねーか。一人だけで死ぬなよ」とホンキで思う。酔っぱらって自分とは何の関係もないグループに車でつっこんで殺すのは許せないけど、イジメ・グループの場合はもともと自分を苦しめた集団だろ。悶々と悩みながら自殺する計画を立てるくらいなら、いかに刺し違えるかと機会を伺い、場合によっては皆殺しにしちゃえばいいじゃねーか。で、自分も死ぬ。イジメをするやつはほかでもするだろ。イジメたら後で仲間が殺(や)られたって経験を一度でももちゃあ、次のイジメ・ターゲットを探すのを躊躇するようになるんじゃねーのか。全国にいる自分と同じような境遇で苦しんでいるイジメられっ子のためにも、結局死ぬならそのくらいしろよ。そしたらその死はいつか全国の学校内の秩序にも影響するようになるから」と、やっぱり思うオレだった。
そうそう思い出した。アダム・サンドラーの出演したアメリカのコメディー映画に(すんません、タイトル忘れました)、少年時代にうけたイジメの仕返しを計画していたスティーヴ・ブシェミのもとに、かつてイジメに加わり、抹殺予定者としてノートに書き込まれていたアダム・サンドラーがたまたま彼に再会して彼の自宅で温かい言葉をかけて別れるというシーンがあった。ブシェミはサンドラーが去ったあと、抹殺ノートに書いてあったサンドラーの名前を消し、他の抹殺予定者の名前を確認しながらおもむろにライフルの手入れを始めるというブラックジョークがあった。「うーん、アメリカ人もイジメで苦しんで大人になっても復讐心が消えないやつがたくさんいるんだな」と思ったものであった。
でも、普段の私はまずけんかしませんし、カッとなることはありません。でも私がもし不幸にもそういう目にあったら、皆殺しか、計画上全員への復讐が無理なら、ひとりふたり道連れにする計画を実行してから死ぬことは、確実です。
「あー、オマエが」って笑っている友人の君。君は穏やかなボクしか知らないから、そう感じるのだよ。でも一生穏やかな人って印象をいだかれて、そういうイメージと記憶と思い出を持たれて生きていければ、やっぱりそれが一番シアワセでしょう。
静かな暮らしです。
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| 幕末機関説いろはにほへと 投稿者:バウンドヘッド投稿日:2006/10/03(Tue) 23:14No.117 |
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今週の金曜日(10月6日)から高橋良輔監督の『幕末機関説いろはにほへと』が始まりますが、どんな感じなんでしょうか。一応期待しております。高橋監督は私のイチオシアニメ『ガサラキ』を世に送り出した監督であります。
『幕末機関説』には私のファン勝海舟もキャラとして登場するようですし、楽しみです(彼の江戸弁雰囲気だすの、難しいんじゃないかと思います。声優さん大変です。それとも江戸弁なしですか、もしかして)。
で、今週来週とあの『あしたのジョー』のアニメの監督をやった出ア統さんがやはりギャオの『オリジナルの肝』っていう高橋監督の対談番組に出てます。「おー、この人なんだ、あの『あしたのジョー』をやった監督さんは」と姿を拝見することができて得した気分になりました。
前回の押井守監督の「ストーリーではなくアニメ表現の可能性を追いたい」というコメントにも共感したし、出ア監督の「大人の場合は理屈がジャマしてつなぐことのできない表現の関連性を子供は自分の想像力によって補ってつなぐことができちゃうんだね、そこが子供ってすごいんだよ」というような趣旨のコメントにも「そうだろうなあ」と感じました。
とにかくアニメを世に送り出してきた監督陣については、一般にはほとんど顔が知られていないので(宮崎駿監督は例外)、この際みなさんも『オリジナルの肝』を見て、「ほー」とか「はー」とかうなりながら彼らの対談を味わってみるといいかと思います。 |
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本日、勝海舟、長めに登場 バウンドヘッド-2006/10/20(Fri) 23:39No.120 |
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勝海舟の江戸弁は難しいだろうと書きましたが、ホント声優さん苦労しているようで、気の毒です。おまけに今日は(第3話目です)声優さん、「ぬしと朝寝がしてみたい〜」などと唄わされてましたしねえ。この唄、昔、『奇兵隊』という長州の高杉晋作を主人公にした正月ドラマで伊藤蘭がやっていたのを思い出しました(ビデオ、レンタル店にいけばありますよ)。彼女の節回しはなかなかのものでしたが。
このドラマ内で勝海舟をどんな人物として高橋監督が位置づけているのか、いまのところまるでわかりませんが、個人的には勝海舟が出てくる回は楽しみですよ。
あと『ウィッチブレイド』の後半12本もギャオで公開されましたね。今から1、2本見ようかと思ってます。 |
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| 侵入者 投稿者:バウンドヘッド投稿日:2006/10/11(Wed) 00:09No.119 |
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現在の家に引っ越して10年くらいでしょうか。6畳4畳半3畳板間の一軒家です。「オレのような貧乏人の家に押し入って、そもそももとから無い金を物色するようなやからはおらんだろー」とそう思って暮らしておりました。
それは今年の6月5日深夜3時半ごろのことでした。私は南側の大きなサッシ窓のある3畳の板間で(開けると外に出られるタイプの大きな窓付き部屋ですね)寝ておりました。この板間からさらに南に板間(いわゆる縁側ライクな)が続いていて、隣の6畳間に入ることができます。
外に何かの気配を感じて目が覚めました。誰かがサッシ窓の前に立っている感じがします。そしてなんと窓を開けようとしているのでした。網戸を横に引いて「あれ?」とつぶやきました。床まであるカーテンを引いているし、電気は消えていますから、直接姿は見えません。「おい、なんだよ、これ」と心のなかで思いました。声から外にいるのは男だと分かりました。彼はもう一方の網戸のある方へ移動してまた同じことをして「あれ?」と再び言いました。私が寝ていた黒塗りのパイプ式ベッドは窓側の壁に付いています。私は普段部屋を真っ暗にして寝ています。真っ暗闇の部屋の中で、その時ベッドに横になっている私と窓の外にいる彼の間はそのサッシ窓を隔てて30センチくらいだったでしょう。
「うわっ、こりゃいかん。緊急事態じゃ」私はベッドから起き上がって電気を付け、「誰ですか」と外に向かって大声を出しました。しかし返事がありません。その男はさらに玄関の方へ移動して、今度はドアのノブを回し始めました。「ガチャガチャ、ガチャガチャ」。
「誰ですか、警察呼びますよ」と言いましたが、やはり返事がありません。「ピンポーン」と夜中の3時半に自宅のチャイムがなります。
「こりゃ、ほんとにやばい」と思った私は携帯で110番しました。今履歴を確認すると3時40分になってます。「玄関に変な人がいます。たぶんよっぱらいだと思います。きてもらえませんか」と私は連絡しました。その間もガチャガチャとドアノブは盛んに音を立てるし、何度もピンポーンとドアチャイムが鳴る。「あ、確かに聞こえました、チャイムの音ですね」「変でしょう。こんな夜中に。しかも呼びかけても相手は返事をしないんですよ」「じゃ、すぐ向かわせますから、絶対にドアを開けないでください」
電話を切って私は警察を待つことにしました。ピンポン、ピンポン、ピンポンとチャイムの鳴らし方が激しくなり、ドアノブのガチャガチャ音もますます激しくなります。(まるでホラー映画みたいだな、とその時私は思いました。)しょうがないので、警察がくるまでコーヒーメーカーでコーヒーを1杯作って、掃除用の重くて長い柄の付いた雑巾挟みを手に持って2メートルぐらい離れてドアの前に私もずっと立ってました。時々ズズズーとコーヒーをすすりながら。「もし窓とか破って入ってきたら、ぶちのめしてやる」と一応覚悟決めました。
警察がやってきました。玄関の外で「こらこら、あんたそこは人ん家の玄関先じゃが」などと言っています。「自分とこん家はどこけ?」などと言って男を引っ張っていきました。
後からもう一度警察官の方二人がやって来られて報告にきたので、やっとドアを開けることができました。なんでも透析を受けている40代の男の人で、薬のせいでときたまあんなふうになるんだと当人の家人に説明を受けたそうです。
「でも、なんでウチなんでしょうねえ。家の形似てますか」と聞き返すと、「えっ、あー、特に似てなかったですねえ」「10年ここにいますけど、こんなこと今まで一度もなかったですよ」と私。「当人によると助けを求めていたそうです」「えっ、助けを求めていた」
.....どうも警察の言うことも分かりません。助けを求めていたなら「声に出して助けを求める」でしょう普通。ですがその人は私が中から呼びかけてもまったく答えず奇妙な振る舞いばかりを繰り返してました。けれども私は彼が「あれ?」と2度つぶやいたのを聞いているんです。出そうと思えば声はでるはずなんです。
透析の薬の影響で彼は一種の夢遊病者状態に陥っていたとその警察官は説明しました。
なんで私の家に進入しようとしたのかいまだによく分かりません。それに実は私その人の顔をついに見ずに終わったのでした。夢遊病状態のその男を連れていった時、家人から「あとであやまりに行きたいから家を教えてほしい」と言われたそうですが「いや、いいですよ、お母さん、私の方でうまく話をつけておきますから」とその警察官は私の家の場所を教えなかったそうです。(おいおい、なんでだよー)。
そういうわけで、
「見るからに貧乏くさい家」にも侵入者はやってくる
という「新たな教訓」を私は得たのでした。時々帰宅しても玄関のドアの鍵を開けたままなことがあった私もいまではちゃんと帰宅時に鍵をするようになりました。
「私の家は面白い」確かに微妙に変なことの起こり続ける家であります。だからって恐怖感を感じたことはいままで一度もないんですが。
この話、事件直後に一度書こうかと思っていたんですが、いまごろやっと話す気になりました。
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